夏の始まりは、
終わりの始まりという目も眩む強い日差しだった。
そこには人々のいない巨大なうすら笑いがあって、
そこには対話もなくて、
ただただ自慢のオモチャを見せびらかしたいだけのような、
誰からも傷つけられたくない耳を塞いだ甘ったれのボンクラがいるだけだ。
勝手なまねをするな。
そんなところが辿る悲惨な未来をもうみんな想像しているんだ。
その想像は声となり力となる。
聞こえないか。
そこはここだ。
おまえのことだ。
はやくやめろ!